アスペルガー元夫との老後が想像できなかった…
アスペルガー元夫と生活していたときのことをふと思い出しました。
まだ彼が「アスペルガーなんじゃないか?」なんて全く知る由もない頃です。
つねに漠然とした不安や違和感を持っていたんですが、よく思っていたのが「この人と二人で過ごす老後が想像できない」ということでした。
そのときの気持ちについてお話します。
夫との老後が想像できないってどういうこと?
密かにですが、あこがれていたこと。
それは、幸せな結婚をして、子どもたちを立派にそだてあげて、夫婦2人の生活になったときに某チャーミーグリーンのCMのように仲良く手をつないで散歩する老夫婦になること。
しかし、結婚してから子どもが生まれて、ドタバタとしているうちに、そんなことはまったく想像できなくなっていました。
うちの両親は、子育てがひと段落してからというもの、夫婦二人でよく旅行に行ったり、食事に行ったりしています。
漠然と、夫婦って年取ったらそんなふうになるんだろうな~って思ってました。
でも、私はどんなに前向きに妄想しても、夫とそんな老後が過ごせることが微塵も想像できなかったんです。
それどころか、どんどん不安が増してきて、いつ頃からか私の老後の夢は全く違うものに変わっていました。
老後は一人で好き勝手に生きたい
これが私がいつからか強く願うようになったことです。
子育てがひと段落して、子どもたちがみんな独立したら私は
- バックパック背負って一人で旅をしたい
- 友達と一緒に好きな時にランチや飲みに行きたい
- そのためにも自分である程度稼げるようになっておきたい
- 子どもたちと一緒に旅行に行きたい
そんなことを考えるようになっていたんです。
未来予想図の中に夫の姿はありませんでした。
当時は、なぜだかわかりませんでした。
自分でもちょっと不思議でした。
もし、歳を取って私が病気になったら?
私が先に動けなくなって、介護をしてもらわなきゃならなくなったら?
夫には絶対に任せられない!!!
っていう恐怖というか不安というか、そんな思いが常につきまとっていました。
だから私は元気で長生きしなきゃ。
夫より先に死ぬなんて絶対に嫌だ。
って強く思っていたんですよね。
すでにカサンドラ妻の心は悲鳴をあげていた
なんで私は夫に対してそんなことを思うの?
私がおかしいの?
私の心が冷たいの?
ワンオペ育児や家事に追われながらも、ふとした瞬間にそんなことを考えることがありました。
だって、友達夫婦を見たら、なんでもない普通の会話を普通に楽しんでる。
夫婦二人で食事をしたり出かけたりしてる。
でも私は・・・できれば夫婦二人っきりは避けたい。
って思ってました。
だって、二人になっても夫はスマホばっかり。
会話もろくに成立しなかったから、私がなにか話題を探して話さなきゃ!って焦ったりして。
今思えば、すでにあの時点でかなり疲れてたな。
ここまでよく耐えてきたな。
よく頑張ったな、私。
さいごに
離婚して4か月が経ちました。
今ではアスペルガー元夫と二人で過ごす老後の心配をしなくてよくなったので、正直、気持ちが晴れ晴れしています。
子どもたちが独立するまではまだ大変だけど、その後一人になったら思いっきり一人の人生を楽しみたい!
そう思うとすごくワクワクします。
離婚、母子家庭、シングルマザーって聞くと、周りの人はたいてい暗い感じになっちゃいますが、私の心はすかっ晴れなんですよー!って叫びたい気分です。
人生で今がいちばん充実していて楽しいかも。
これからもっともっと楽しむためにも、やっぱり健康第一ですね。