なぜカサンドラ症候群に?カサンドラ妻は頑張りすぎ!たくましすぎ!
私はなぜカサンドラ症候群になったんだろう?
今はだいぶ回復しているのを感じるけど、アスペルガー元夫との結婚生活を振り返っては「あのとき頑張りすぎたな~」って思うことが今でもよくあります。
そして、いつの間にか
夫に頼らない→男には頼らない→人には頼らない
の悪循環で疲れた!辛い!きつい!が積み重なっていったんだな~って。
夫に不満を持ちながらも、正体不明の違和感を感じながらも、心のどこかで
「私がもっと頑張れば変えられるかも」
「私の頑張りがたりないから夫に気持ちが通じないのかも」
って思って、さらに頑張っていませんか?
私と同じようにアスペルガー夫との生活で疲れている妻さんへ、ぜひ最後まで読んでください。
アスペルガー元夫が妊娠を望む妻に言った衝撃の一言
私たちが結婚したのはお互い30歳のとき。
どちらも子どもが好きだから「早く子どもが欲しいね。2人かできれば3人ほしいなぁ♡」なんて話をしてたんです。
初めての妊娠は、残念ながら流産してしまいました。
とても悲しくて辛くて、毎日泣いてばかりだったとき、元夫はいつもそばにいて優しくしてくれました。
そして、その後また妊娠することができて喜んでいたのもつかの間。
辛い辛い「つわり」がやってきたんです!
初めて体験するつわり。
食べられないし、気持ち悪いし、眠いし、疲れやすいし。
元夫は優しいから、私が辛いときはきっと助けてくれる。
そんな思いもあって、いちばんピークだったときに料理や掃除などちょっと手抜きしちゃったんですよね。
毎日グダグダながらも、無事に第一子を出産することができました。
つわりは辛かったけど、やっぱり生まれてきた子どもの顔を見ると忘れちゃう!
もともと、子どもは2人以上ほしいねって話してました。
年齢も年齢だから、早めに2人目の準備を…と思って、第一子が1歳を迎える頃、元夫に相談しました。
すると、アスペルガー元夫はこう言ったんです。
「妊娠中、君はつわりが辛そうだった。あんなに辛いなら子どもはもういいよ。」って。
は?
「つわりが酷いときは僕がご飯作るから!」
「きついときは僕が第一子の面倒見るから任せて!」
「なるべく君に負担かけないように家事も分担してやろう!」
こんな言葉をかけてくれるんじゃないの?
期待していた私がバカだった・・・
アスペルガー元夫に頼らないと決めた
今思えば、その頃から正体不明の違和感を感じていたような気がします。
第一子は夜なかなか寝ない子でした。
夜遅くまで寝ずに泣いてても、私がずっと抱っこしてても、元夫はパソコンに夢中で泣き声にさえ気づかないような状況。
家事を分担するどころか、家のことはほぼワンオペ。
でも、私は2人目の子どもがほしかったんです。
自分が2人姉弟で育って、「きょうだいがいて良かったな」と思うことが多かったし、自分も賑やかで楽しい家庭を作りたいって未来予想図を描いていたんですよね。
元夫だって子ども好きだし、2人目ができたらまた自覚も出てきて変わるんじゃないかな?っていう気持ちもどこかにあったかも。
私は、今思えば変だけど「辛くても頑張るからお願い!」って感じで、2人目の妊活をスタートしたんです。
その頃から”夜の生活”は機械的だったなぁ・・・
第二子の妊活中、また流産しました。
でも私は泣きませんでした。
もう、すでに「夫には頼れない!自分が強くならなくちゃ!」っていう気持ちがどんどん強くなっていたんです。
言い換えれば「絶対にあいつには弱みを見せない!」って心に決めてました。
ここで凹んで落ち込んで、弱気なこと言ったら、また何を言われるかわからない。
だから私は気丈にふるまって、次の妊活に向けて体のメンテナンスに力を注ぎました。
そして、幸いなことに娘を授かることができたんです。
つわりはありました。
貧血で思いっきり倒れて、額をザックリ切ったこともありました。
(トイレで倒れたのできっとスゴイ物音がしたと思うんですが、気づいてもらえなかった・・・)
でも「辛い、きつい」なんて絶対に彼の前で言わないように気を付けていました。
そんなことを言ったら「子どもはおろそう」って言いかねない…って心のどこかでいつもそんな不安を持っていました。
私は一人でもできる!
私は一人でも頑張れる!
私は一人でも耐えられる!
常にそんなど根性的なセリフを自分に言い聞かせていたような気がします。
頑張りすぎた妻はカサンドラに
長男がまだ小さくて手がかかる頃だったけど、つわり中も、お腹が大きくなってきてからも、ギリギリまで家事も育児も頑張りぬき、無事に娘を出産することができました!
しかし、第二子が生まれてからも大変でしたね。
異国の地で、2歳差のワンオペ育児。
元夫は仕事が忙しく、家にいる時間は少ないし、家にいたとしてもスマホ漬けだし。
もう、その頃には元夫のことは全くあてにしていませんでした。
よほどのことがない限り、言葉がわからなくても、難しいことでも、まずは自分でやってみる!
そんな姿勢が身について、私はどんどんたくましくなっていったんです。
同時に、頑張りすぎて、心の中に発散できないストレスと疲労がどんどん溜まっていってたんです。
この心に溜まりすぎた目に見えないものが、カサンドラのもとになっていました。
まとめ
ここ数年は、物理的にワンオペ育児や家事を頑張ることの他に
- 元夫にどうやったら気持ちが伝わるのか
- 元夫にどう働きかけたら気持ちよく家事を手伝ってもらえるのか
- 元夫にどんなふうに話せば私たち家族のことに関心をもってもらえるのか
- 元夫にどんなきっかけを与えれば家族のために真剣になってもらえるのか
- 元夫とどうすれば普通の雑談ができるのか
ということも頑張ってきました。
もう、本当に、頑張りすぎー!!!(笑)
もう頑張らなくていい!
頑張るのやめー!
カサンドラのみなさんも、きっとすごくすごく頑張っていると思います。
頑張るにも限度があります。
頑張るべきところと、そうじゃないところがあります。
もう、ここまできたら頑張らなくていいです。
もう十分頑張りました。
頑張るのやめましょう。
ちょっと肩の力抜いて、深呼吸して、美味しいコーヒーでも飲みましょう。
きっと、きっとこれから良いことがたくさんあるんだから!
神様はカサンドラ妻たちを見捨てたりしない。
そう信じています☆