カサンドラ妻として結婚生活を耐えてきた自分を抱きしめてあげたい!
先日の10連休は、子どもたちを連れて実家へ帰りました。
いろんな所へ遊びに連れて行って、ゆっくりする時間はあまりなかったんですが、2日間だけ両親に子どもたちを預けて、一人で出かけることができたんです。
その時に、仕事でお世話になっている2人の男性に会って話しをしました。
ご飯を食べてカラオケに行って、わずか4時間ほどの時間でしたが、その夜私はこれまでの自分を思いっきり抱きしめてあげたい!そんな気分になったんです。
普通にコミュニケーションが取れることの喜び
私はアスペルガー元夫と生活していた時
「この人にはどんなふうに言ったら私の気持ちが通じるのか?」
「この人には何回言えば、簡単な家事をマスターできるのか?」
「どんな方法を使えば失くしものが減るのか?」
「この人とは雑談して笑いあうことさえできないのか?」
そんなことばかり考える日々で、いつの間にか子どもが3人になり、ワンオペ育児&家事&仕事に追われるようになった私は、アスペルガー元夫と話をすることが苦痛になっていました。
今回、仕事関係で会った2人の男性は私よりちょっと年下の方と、私よりちょっと年上の方。
どちらも初めて会った方ですが、とても話しやすく、あれこれ考えたり悩んだりしなくても普通に話が通じたんです。
長い長い孤独状態にあったカサンドラ状態の私が接していた人間というのは、いつも身近にいた大人が人の気持ちがわからない外国人。
いちばん頼りたいのに頼れない大きな子どものような人。
そして、まともな会話が通じない小さな3人の子ども。
こんな状況で毎日を過ごしていたので、大人の人と普通に会話をする機会が本当に少なかったんですよね。
今回久しぶりに、普通に話ができる人と話をしてみて
「会話ってこんなに楽しいの?」
「話ってこんなに簡単に通じるものなの?」
って思っちゃったんです。
人とコミュニケーションとれるって、すごいことなんですね!
その夜、お二人と別れてからの私は長い時間興奮状態にありました。
でもその後、ふと過去の自分を振り返って、すごくすごく切ない気持ちがどっとあふれてきたんです。
カサンドラ妻だった自分を抱きしめてあげたい!
ずっとわけのわからない違和感に悩まされて、苦しんで、それでも頑張って、なんとか家庭だけは幸せな状態に保ちたい・・・
そんな気持ちで突っ走ってきた私は、いつの間にか人と接することが怖くなっていた時期がありました。
人と会話するのが怖い。
とさえ感じていました。
毎日毎日、気持ちが通じない、会話が通じない人と一緒にいると「自分がおかしいんじゃないか」って思いこむようになってたんですね。
「私に悪いところがあるから、私の性格が変だから、自分の夫とさえまともな会話ができない。」って。
そんな気持ちを周りに悟られるのも嫌で、家族で他の人と会うときは『良い妻』を演じる女優となっていました。
そんな日々にも疲れてきて、
「本当は違うの!」
「家の中ではほとんど会話もないの!」
「ケンカしないんじゃなくて、ケンカさえできないの!」
って心の底から叫びたかった。
でもできなかった。
そんな耐えに耐えた結婚生活を思い出したら、すっごい泣きたい気分になってきたんです。
初めて会った人でさえあんなに会話が盛り上がるのに。
普通に難しいこと考えずに話が通じる人がこんなにたくさんいるのに。
なんで、私が結婚した人はあの人だったんだろう。
なんで、私はあの人を選んだんだろう。
そんなことを思ってもしょうがないんだけど、どんどん心の中から湧き上がってきて自分でもどうしようもなかったんです。
カサンドラ妻はもっと自分を大事にしていきたい
でもね、私は離婚できた。
私は、幸せな選択ができた。
その気持ちの方が強いんです。
私は不幸なんかじゃない。
これからいっぱいいっぱい幸せになれるチャンスがあるんだって。
そう気持ちが切り替わったら、すごくスッキリしました。
これまでいっぱい我慢してきた分、これからはもうちょっと自分のわがままも聞いてあげよう。
自分のやりたいこと、もっとやっていこう。
子どもたちが落ち着いたら、自分優先で生きていこう。
絶対に幸せになろう。
今からでも遅くない!
自分を磨いて、もっともっと素敵な女性になります!!!