アスペルガー夫との夫婦生活は「違和感」のかたまり!
アスペルガー夫と出会って10年以上。
夫婦になって約10年。
独身時代は夫がかなり頑張っていたのでしょうか?結構優しく大事にしてもらっていたと思うんですが。
結婚してから、私たちの夫婦生活って一体何だったんだろう・・・
もうすぐ夫婦を終了するにあたって、いろんなことを振り返ってみると、やっぱり大部分は「違和感」という言葉がいちばん当てはまるような気がします。
普通の平凡な妻・母であればそれでよかったんですが、まさかカサンドラ妻になるとは思ってもいませんでした。
アスペルガー夫の妻はまるで家政婦!?
結婚して第一子の長男が生まれたばかりの頃、記憶に残っているのは家事と育児に忙殺される毎日。
長男はとにかく夜も昼も寝ない子で、寝かしつけにとても苦労しました。
夜中に寝不足でフラフラしながら泣きやまない長男を抱っこして、家の中をうろつく私。
そのそばで、パソコンに夢中だった夫。
代わりに抱っこしてくれるとか、夜中にミルクをあげてくれる、なんて数えるほどしかなかったなぁ・・・
私が初めて夫に対して違和感を感じたのは、きっとこの頃だったと思います。
もともとロマンチックとかそういう感覚は全く持ち合わせておらず、口数も普段はそう多くなかった夫。
感謝の気持ちや、相手を労わる気持ちなどを言葉にして表現することは全くありませんでした。
私は慣れない異国の地で初めての出産、育児。
不安だらけで頼れるのは夫しかいませんでした。
でも、肝心の夫がなんだか頼りない・・・
「しっかりしなきゃ!」
「私がやらなきゃ!」
そんな思いで毎日過ごしていました。
どんなに辛くても休むことのできない育児と家事。
あまりにキツイときは
「私は家政婦になりきろう。家政婦を演じよう。」
って自分に言い聞かせたこともあったなぁ・・・
私が風邪を引いて熱出して寝込んだときも、夫は油ギトギトのご飯を買ってきました。
病人に食べさせるためではなく、自分が食べたいものを買ってきました。
「なんでこんなものを買ってくるんだろう」
って変に思ったことを今でもはっきりと覚えています。
そんな小さな違和感がどんどん積み重なっていってたなんて・・・
でも子どもたちは本当にかわいい♡
だからここまで頑張れたと思います。
アスペルガー夫との夜の夫婦生活は最悪
夫との夜の夫婦生活は、いい思い出がまったくありません。
誘ってくるのはほとんど夫ですが、完全に自分本位なんです。
私が風邪気味だろうと寝不足だろうとお構いなし。
自分の意思が最優先って感じでした。
そして…はっきり言って…下手くそ。
まるでロボットを相手にしているような、そんな感覚でしたね。
自分さえ良ければいいという感じで、結構きつかったです。
「痛いっちゅねん!」って感じ(笑)
うまく最後までいかないときもたくさんありましたよ。
勇気を出して私から誘っても、ほぼ断られましたしね。
眠いとかきついとか言ってグーグー寝るし。
長男が生まれて以降ほとんどなくなったし。
第二子、第三子の妊活をしていたときは、排卵日の前後のみ。
本当に機械的で笑えてきます。
これも離婚するときに慰謝料を請求できる理由になるんですね。
いろいろと調べていて、初めて知りました。
アスペルガー夫の妻はオールマイティな便利屋!?
私は結婚して夫と家族になったんだけど、大事なことを相談しても結局は私に決定権を与えられる、というか押し付けられてる?ということに気づき始めました。
夫の意見を聞きたくて「どう思う?」って尋ねても
「君が決めていいよ。」
「どっちでもいいよ。」
という答えがほとんどで、何かを決めることに関して夫は自分の意見をはっきり言うことはありませんでした。
最初は「私の希望通りにさせてくれて優しい人だな」って勘違いしてたんですよね。
そのうち「何でそんなに投げやりなんだろう?どうでもいいと思ってるのかな?大事なことなのに相談ができていない!」って、意味不明な違和感がどんどん膨らんでいきました。
こんなことが続けば夫に相談する気力さえなくなります。
自分のこと、夫のこと、子どものこと、家族全員に関するすべてのことを私一人で把握して決定して進めていかなきゃいけない。
いつしかそんな状況になっていました。
それがうちでは当たり前のことになっていました。
「夫婦ってもっとあーじゃない、こーじゃないって言いあいながら、家族のことを真剣に考えながら、やっていくもんじゃないのかな?」
という疑問がわいても、子どもも3人に増えて毎日の忙しすぎる生活に追われまくって、考える暇もなくなっていきました。
夫には大事なことは完全に任せられない状態ができあがっていったんです。
- 家や車の購入やメンテナンス
- 家計の管理
- 学校や保育園の手続き
- 書類の記入や提出
- 役所関係の手続き
- 保険の更新
- 子どもの行事や役員の仕事
などなど、とにかく生活に関するすべてのことを私ひとりでこなしてきました。
オールマイティな便利屋といったところですかね。
そうならざるを得なかった。
それに加え、夫の世話まで・・・
- スマホ置き忘れ
- 鍵を忘れ
- 戸締り忘れ
- 電気消し忘れ
- 仕事のシフトのチェック
などなど、私一人で背負うにはとてもじゃないけど完全にキャパオーバーとなっていったんです。
会話をしながら歩く夫婦が羨ましかった
ある日、末っ子を保育園に送っていったときのこと。
ご夫婦で子どもさんを保育園に送りに来て、その後二人で会話をしながら歩く姿を見て
「なんだか羨ましいな」
と思ったことがありました。
そのご夫婦の会話がちょっとだけ耳に入ってきたんですが
妻「息子がこのぬいぐるみ手放せなくってさ」
夫「小さい頃からこれないとダメだったもんな」
こんな会話。
うちではこんな会話すらできない。
ちょっとした天気の話、子どもとのエピソード、学校や保育園での様子など、全然特別じゃない普通の、些細な日常の話。
そんな話すらまともにできない夫婦。
これが夫婦と言えるんだろうか・・・
私が何を話しても
「うん」
「大丈夫」
「いいよ」
以上。
私はもっと会話をしたかったな。
あまりにもむなしく感じて
「大丈夫以外の言葉で話してよ。」
ってつっかかったことがありました。
夫は
「本当に大丈夫だから大丈夫って言ってるんだよ。」
って逆ギレしました。
もういいよね。
これ以上我慢しなくてもいいよね。
さいごに
夫が近くにいるだけで汗が噴き出たり、心臓の音が速くなったりします。
胃が痛くなったり、頭が痛くなったりします。
カサンドラ妻はもう十分頑張りました。
自分で自分をほめてやりたいです。
これからは、毎日「どうしたらいいか」って考えるばかりじゃなく、「どうしたいか」を優先していきたいって思います。
まずは私自身と子どもたちが笑顔で安心して過ごせる環境を作りたい。
それって、そんなに贅沢な希望じゃないですよね。
それって、そんなにわがままなことじゃないですよね。