アスペルガーな夫を持つカサンドラ妻の嘆き~別居・離婚・シングルマザー~

アスペルガー+ADHD(未診断だけどほぼ確実)の夫を持つ妻の思いを綴ったブログです。夫との生活が辛く苦痛に感じている私はカサンドラ症候群かも?空気の読めない行動や言動、突然キレる、簡単なことが覚えられない、共感できない、そんな彼を夫に父親に持つ家族の苦悩。ストレス解消法や癒しを求めるカサンドラ妻の思い。離婚を前提とした別居を経て、無事に離婚が成立しシングルマザーとなりました。あくまでも妻側からの一方的な見方であることをどうぞご理解ください。

アスペルガー夫/父との思い出を笑って語れる日が来るだろうか

アスペルガー夫 アスペルガー父 思い出

父と子



アスペルガー夫とのこと、カサンドラ症候群ではないか思う自分のこと、そして子どもたちのことをずっと相談してきた知人がいます。

先日、久しぶりに電話でちょっと長話。

我が家のことをとても心配してくれていましたが、離婚に向けて動いていること、子どもたちと私の精神状態が落ち着いてきたことについては、喜んでくれました。

でも「子どもたちが自分の父親を憎んだまま、っていうのは切ないよね」と。

私もそれは避けたいなと思っているところです。

 

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カサンドラ妻がアスペルガー夫との思い出を笑って語れる日が来るだろうか?

アスペルガー夫 アスペルガー父 思い出

親子の手



私が夫と出会ったのは本当に偶然が重なってのことでした。

仕事をしているときに出会って、それから2年ほど遠距離恋愛だったので、やりとりはほとんどE-Mail。

いろんな話をしてきたし、会えた時は公園を散歩したり、一緒に食事をしたり。

派手なことは一切なかったけど、幸せな時間だったことは確かです。

 

うちの両親がわざわざ日本から会いに来てくれたとき、両親の彼に対する第一印象はとても素晴らしいものでした。

彼の両親や親せきも本当に優しい人ばかりで、里帰りした時は親切にしてもらったな…

 

今の状況を唯一知っている義姉(夫の実兄の奥さん)は

「離婚したとしても、私たちはずっと親戚だから、何でも話してね」

って言ってくれます。

 

お金がなくて結婚式も披露宴もできなかったけど、それでも夫婦になれたことは嬉しいと思ったし、子どもができたときも本当に嬉しかったんです。

それが少しずつおかしくなって、彼に対して違和感を感じるようになって、我慢や疲れがどんどんたまってきて…

 

10年ってすごく長い時間のように感じるけど、今振り返るとあっという間。

幸せだったのは確かだし、後悔もしていない。

 

でも、やっぱりここ数年の辛すぎる印象がまだ強いから、どうしても幸せだったことを振り返って味わう余裕がありません。

 

時間が経ったら楽しかったこと、幸せだったことを思い出して笑える日がくるのかどうか…いまの私にはまだわかりません。

 

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子どもたちがアスペルガー父との思い出を笑って語れる日が来るだろうか?

アスペルガー夫 アスペルガー父 思い出

父子



長男は…

なかなか難しいだろうと思います。

父親に対する不満や違和感、それで母親が大変な思いをしていたこと。

長男は全部感じ取っていたから。

しかも、別居・離婚のきっかけになったのが、あのバトルだったし…

 

aspergers.hatenablog.com

 

長男が自分で父親のことを話始めるまでは、私もその話題に触れることはやめておこうと思っています。

 

長女は…

長女はあっけらかんとした性格で、あまり細かいことを気にしません。

夫が出て行ってからしばらくは

「お父さんのアパート見てみたい!」

「お父さんご飯つくってるのかな?」

「お父さん何してるのかな?」

ってちょっと気にはしていましたが、最近は話題にものぼらなくなりました。

 

長女は小さい頃お父さん大好きっ子でした。

でも 物心つき始めてから、父親の失礼と思われる発言や態度にイライラしていました。

 

大きくなってから、小さかった頃の楽しいことを思い出せるかどうか…私にはわかりません。

 

二男は…

彼は生後4か月のときに、父親が語学研修のため9か月離れました。

その後、幸いまったく人見知りをしないので、父親が戻ってきたときもされるがままに世話にはなっていましたが、父親としての認識はないでしょう。

 

二男も発達障害の可能性が大きく、療育を始めることになりました。

まだ診断はついていませんが、自閉スペクトラム症の疑いが大です。

 

あまり人に興味を示さない二男ですが、私の事ははっきりと認識しています。

父親が傍にいたときでも、何かあれば私の所に駆け寄ってきていました。

 

二男は音楽や光るものが大好きなので、もし父親があのままスマホで機嫌をとっていたら…と思うと怖いです。

 

夫は子どもの発達障害のことも理解しようとしなかったので、夫婦で共通理解ができないままギクシャクした中で療育を進めることにならずに良かったと思います。

 

とはいえ、いつかは二男にも父親のことを説明しなきゃいけない日が来るでしょう。

その時にどう話すか、どう話せるのか。

そこですね。

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さいごに

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親子



これから先のことはどうなるかまったくわかりません。

でも、私がいちばんに願うことは、私と子どもたちが笑顔で過ごせること。

 

そして夫も、できれば彼の生きやすい場所で、元気に残りの人生を楽しんでほしいということ。

 

そんなことをふと考える今日この頃です。