アスペルガー父と離れてから息子が学校でも変わった!
アスペルガー父と別居して1か月ちょっと経ちました。
ちょうど先日、小学校の個人面談(先生と親)があって、最近の息子(長男)の様子を聞いたところ、学校でも良い方向に大きな変化が見られているとのことで驚きました!
アスペルガー父と離れて息子の笑顔が変わった!
これまで自分からなかなか積極的に先生やお友達に関わることが苦手だった長男。
同じ年齢の子どもとよりは、大人と話すことを好む傾向がありました。
先生とももっといろいろ話してみたい!
そんな気持ちがあって、先生の方をチラチラと見ては作り笑いを浮かべる、というようなことが多かったそうです。
しかし、ここ1か月、長男の作り笑いがなくなったと先生は言います。
「肩の力が抜けた感じがします。
作り笑いじゃなくて自然な笑顔が増えてきたんですよね。
私にも自然に話しかけてくれたり、授業中の発表も増えました。」
とのこと。
先生もこの変化には驚いていたし、喜んでもくれました。
そして
「お父さんには申し訳ないけど、これまでのお話から想像して・・・やっぱり何か持ってますね。」
と。
この先生は発達障害について詳しく、私たち家族の話をとても親身になって聞いてくださるし、的確なアドバイスをくださる方です。
長男の受診を勧めてくれたのもこの先生。
夫の発達障害に気づいたのもこの先生のお陰。
先生のお友達や親戚にも、身近にいる大人の発達障害が原因で苦しんで来た人が何人かいらっしゃるそうで。
それで、私の話もよく理解してくださったんです。
なので、我が家が父親不在という家庭の形を選んだこと、それが我が家には合っているということもよくわかってくれます。
家での自分と学校での自分の差をなくす
ちょっと前まで、長男は家での様子と学校の様子があまりにも違いすぎて、私が戸惑っていました。
その原因が何なのか?
父親のことが大きかった、というのは今年に入ってから気づきましたが、原因は他にもあると思います。
まだ診断はおりてないけど、おそらく自閉スペクトラムなどの発達障害の特性を持っている可能性があること。
そうでなくても、いろんなことに対して敏感であること。
生活の環境が大きく変わったこと。
いずれにしても、学校と家での差が激しすぎるのは本人がいちばん辛いはず。
「その差をなくしていこう!」
と長男に明るく話してくれたのも、今の担任の先生です。
「先生知ってるんだよー!家でのあなたと学校でのあなたが違うっていうこと!それって誰にでもあることなんだよ。でも、家と学校での違いがなくなっていったら、もっと楽になると思うよー!学校でも黒い部分のあなたをガンガン出していいんだよー!」
こんな感じで話をしてくれた先生に、長男はだんだん心を開くようになっていきました。
とは言っても、人間ってそう簡単には変われません。
でも、父親と離れたことで長男は変われました。
いちばん大きくて影響の大きかった原因を取り除けたこと。
この決断をして本当に良かったと実感しています。
これまで「家では真っ黒、学校では真っ白」だった長男は、少しずつ「家ではグレー、学校では白に近いグレー」ぐらいまで変化してきました。
先生はこうもおっしゃいました。
「お父さんと離れたことで、あの子自身も楽になった。そして、お母さんも楽になったのを感じ取っているからだと思いますよ。」
って。
さいごに
家庭の雰囲気が子どもたちの成長に大きく影響する、とは十分わかっていました。
でも、「家族はできるだけそろっていた方がいい」という伝統的な考え方にもこだわっていました。
そのために「私が頑張らなきゃ!」って必死になって、我慢して、抱え込んで、イライラして・・・
母親が毎日そんな状態でいたことも、子どもたちに影響を与えていたんですよね。
でもどうしたらいいのかわからなかった。
なぜそうなったのかわからなかった。
いろんな決断をするきっかけを与えてくださった長男の先生には、心から感謝しています。