アスペルガー夫は優柔不断?重要な決断はすべて妻任せ!
アスペルガーやADHDの人は「決断力がない、優柔不断だ」と聞いたことがあります。
これは発達障害に限らず、もともと生まれ持った性格なんかもあるとは思いますが、うちのアスペルガー夫は「決断力がない」とはっきりとは言い切れないけど、いつも重要な判断は妻である私に任せてたな・・・って振り返るとそう思うことがたくさんあります。
アスペルガー夫に「子どもの幼稚園選び」なんて相談できない!
うちの子どもたちは全員中国生まれの中国育ち。
上2人は中国の幼稚園に通いました。
長男が3歳になってから、幼稚園を探し始めました。
中国は教育熱心な国です。
幼稚園から机に座ってお勉強するのは当たり前。
競争も激しく、どこの園でも独自のカリキュラムを作ったり、売りとなるアピールポイントをいろいろ持ってます。
そして、学費が高い!
日本と中国の物価の差はざっと5倍ぐらいあったとしても、幼稚園の学費は日本と同じぐらいか高いんじゃないか?っていう感じなんです。
そんな諸々を含めて考えると、幼稚園選びってかなり重要なんですね。
私は子どもの幼稚園選びから見学、決定までを一人でやりました。
だって夫に相談しても相談にならなかったから。
初めての子育て。しかも異国の地で。
子どもが初めて自分の手を離れるっていう大事なポイント。
私はもっと夫に協力してほしかったのですが、仕事が忙しかったし、夫に任せてても絶対に話が進まないっていうのはその頃からわかっていたので、自分で動くことにしました。
人気のある幼稚園は、入園を募集したと同時に定員がすぐに埋まってしまいます。
入園時期から逆算して、いつ頃から幼稚園を探すのがいいのか、いつ頃見学に行っていつまでに決断をするべきか。
そんな計画は夫にはとても無理だったんです。
アスペルガー夫には頼らず幼稚園リサーチ
私は不安でいっぱいでしたが、とにかく幼稚園を探さなきゃいけない。
夫には頼れないから、私が頑張らなきゃいけない。
そんな気持ちで必死でした。
まずネットで通える範囲にある幼稚園のホームページを見ながら、第一印象で優先順位をつけました。
そして一つ一つ電話で見学ができるかどうかを確認。
OKだったところと日時を約束して見学へ行ったんです。
当時2番目の娘はまだ1歳。
車も持ってなかったから、3歳の息子の手を引いて、1歳の娘を抱っこして、大荷物を持って、バスやタクシーで移動していました。
大変だったけど、母親だから当たり前!って一生懸命だったなぁ。
「今日はこんな幼稚園に見学に行ってきたよ。どう思う?」
って一応夫にも報告して意見を求めてたんですよね。
でもなんだか反応がイマイチで…
そんな夫に対しても「仕事が忙しいからしょうがないか」って自分を納得させてました。
幼稚園選び決断のときもアスペルガー夫は妻に丸投げ!
そうやっていくつかの幼稚園を見学し、最終的に候補を3つぐらいに絞りました。
当然、決断するにあたって夫に相談をしました。
だって、父親ですからね。
この幼稚園はこんな特徴があった。
あの幼稚園の印象はこんな感じだった。
幼稚園の場所はここ。
一通り説明して夫の意見を求めました。
すると
「君が見て良いと思ったところに決めていいよ。子どもたちを送り迎えするのも君だしね。」
といった感じ。
そうだよね。
あなたは仕事で忙しいから、子どもたちを送り迎えすることもないだろうし、実際に見てないから、そんなもんだよね。
仕事が忙しいから…
ちょっと寂しい気持ちになりましたが、実際に子どもを送り迎えして、先生と毎日のように会って、行事に参加するのもほとんど私の仕事なんです。
だから私が決めていいんだよね。
さいごに
中国で、子どもの幼稚園を決めることは本当に大事なこと。
初めて親元を離れて集団生活をするわけだし、これから先の長い競争人生を考えても、どの幼稚園を出たかっていうのはかなり影響してくるはずです。
それなのに夫はすべての決断を私に丸投げしました。
その当時、アスペルガーなんて言葉も全く知らなかったし、夫に対する違和感もまだそれほど強くなかった。
私は外国人なんだけど…夫に信用されてるってことかな?
と自分を励まし納得させながらやってきました。
それから、大事な決断をするときももめることなく、だいたい私の考え通りに決めてきたんです。
結婚10年経って離婚の決断をするときも…