アスペルガー元夫から「子どもたちと面会したい」とメールが!
アスペルガー元夫からまた突然メールがきました。
仕事が決まり東京へ行くそうで、子どもたちと面会を設定してほしいとのこと。
私はかなり悩みました。
でも、先日長男が街で偶然父親を見かけてちょっと動揺してしまった…ということがあったばかり。
せっかく落ち着いてきたところなのに、どうしよう。
でも東京へ行ってしまうと二度と会えないかもしれない。
私の心は揺れました。
いつも突然なアスペルガー元夫の連絡
計画を立てて行動することが苦手なアスペルガー元夫からの連絡は、いつも突然でびっくりさせられることばかりです。
今回もそうでした。
仕事が決まりました。
来週、東京へ行くつもりですが、明日できれば子どもとの面会を手配してください。
私の都合はいつでもいい。
「私の都合はいつでもいい」ってこっちの都合は聞かんのかい!
「明日子どもと面会」って、このメール送ってきたの夕方ですよ。
私は短時間でいろんな思いが頭の中をグルグルグルグルとめぐりました。
アスペルガー元夫のことを子どもたちに話すべきかどうか
私はいろいろ考えて、最終的にこの3つのなかから答えを選ぶことにしました。
- 子どもたちに「お父さんが仕事で遠いところに行くことになって、明日会いたいって言ってるけどどうする?」と素直に聞いてみる。
- 子どもたちには話さず、「用事がある」などとごまかして会わない。
- はっきりと「会いたくない」ことを話す。
1の場合、子どもたちが会いたいと言う可能性はほぼゼロに近いことは確信していました。
特に長男は「顔も思い出したくない、二度と会いたくない」と言っていたので。
でも、もし、万が一「会ってもいい」と言ったら?
想像しました。
時間と場所を約束して、それを待つまでの気持ちは?
子どもたちが父親と再会…まともな会話ができるか?
その場の雰囲気は?
別れた後の空気は?
想像しただけでも恐ろしくなってきたので、1番の選択肢を選ぶことは辞めました。
どう考えても、子どもたちにとっても私にとってもストレスが大きすぎる。
2の場合、なんだかんだ言って隙間時間にほんの一目でもいいから会いたいと言われた時に逃げ切れるか?
ウソはどんどん大きくなって、自分の首を絞めることになりかねない。
2番の選択肢も辞めました。
残るは3番。
彼にはやっぱりはっきりと伝えるのが一番いいと思いました。
そして、メールの返信をしました。
申し訳ありませんが、面会はできません。
子どもたちと私の心の傷はかなり深く、街であなたを見かけただけでも動揺してしまいます。
特に長男は「嫌なことを思い出す、忘れられない」と今でも言っています。
最近ようやく普通の笑顔が出るようになってきたところです。
私たちの傷が癒えるまでには何年も何十年もかかると思います。
子どもたちが会いたいと言ったときには、会いに行かせます。
どうぞご理解ください。
アスペルガー元夫には永遠にわからない私の気持ち
それに対して、彼は怒ったように中国語で返してきました。
俺のせいだっていうのか?
長男がいつ頃からおかしくなってきたか忘れたのか?
君も傷ついている?
もう何も言いたくない、子どもたちを連れて元気にやってくれ。
子どもたちが会いに来るかどうか、強要はしない。
運に任せる。
私が結婚してからずっと抱いてきた正体不明の違和感。
それに気づかないふりをして我慢し続けてきたこと。
いい夫婦、いい家族を一生懸命に演じてきたこと。
それに疲れ果ててカサンドラ妻になってしまったこと。
長男や長女の微妙な変化。
どんなに説明をしても、彼が理解する日は永遠に来ないでしょう。
言いたいことはいろいろありましたが、すべて飲み込みました。
そして、今住んでいるアパートの解約の話を淡々と進めました。
最後まで訳のわからないアスペルガー元夫
アパートの解約について「不動産屋さんと大家さんへ連絡しましたか?」と聞くと、あの時点で「まだしてない」と…
えっ?来週東京へ行くんだよね?
基本的には遅くとも1か月前に言わなきゃいけないんだけど。
仕事がまだ確定していなかったので、大家さんへは言ってない。
家賃は1か月分多く払っていくつもりだ。
ここの荷物は持って行けないから、もしよければ来週引き取りに来てほしい。
無理なら自分で処理する。
そうですか…
いやいや、
「もしよければ荷物を引き取りに来てほしい」
なんて普通言わないでしょう(゚д゚)!
ご自身できれいに片付けていってもらうよう、お願いしました。
その後またメールが。
解約はサインした人と一緒に行くことが必要なんですけど、明日の午前9時に不動産屋へ行くつもりですが、ご都合いかがでしょうか?
そうでしょうね。
はい、行きますよ!
そして、今日の朝9時に不動産屋さんへ行きました。
アスペルガー元夫はいません。
私のものが必要な書類に署名捺印して、最終的な確認をしました。
アスペルガー元夫は来る気配がありません。
すべて終了したので、私は帰りました。
車で走っていたら、アスペルガー元夫が自転車で不動産屋さんへ向かっているのが見えました。
遅刻するなよ・・・
さいごに
最後の最後まで、訳がわからずドキドキしましたが、こうして私名義で借りていたアパートの解約も無事すんで、ホッとしました。
本当は会ったときに渡すつもりだった彼の忘れものと、お菓子をちょっと入れた袋を玄関先に置いてきました。
「忘れ物といただき物のお菓子を玄関先に置いてきました。よかったら食べてください」とメールしましたが返事はきません。
彼が東京へ行ったら、もう二度と会えないかもしれません。
できれば、この先普通の会話ができるような関係に戻れたら・・・
子どもたちの父親に対する気持ちが少しでも改善したら・・・
そんな気持ちはゼロではありません。
でも、今はまだ無理なんです。
申し訳ないけど、彼がこの街を離れることになってホッとしています。
毎日どこで鉢合わせするかってビクビクしなくてすみます。
子どもたちも伸び伸びと生活できます。
いつかはカサンドラを抜け出せる日が来てほしい。
早く完全にカサンドラを抜け出したい。
毎日、そう思っています。
でも、やっぱり今はまだ無理なんです。
でも、少しずつは抜け出せているのは感じています。
私はこれから、私と子どもたちの幸せを第一に考えて生活していきます。
彼には体に気を付けて元気に頑張ってほしいと思います。
笑顔で「今までありがとう、行ってらっしゃい。」とは言えないけど・・・