アスペルガーな夫を持つカサンドラ妻の嘆き~別居・離婚・シングルマザー~

アスペルガー+ADHD(未診断だけどほぼ確実)の夫を持つ妻の思いを綴ったブログです。夫との生活が辛く苦痛に感じている私はカサンドラ症候群かも?空気の読めない行動や言動、突然キレる、簡単なことが覚えられない、共感できない、そんな彼を夫に父親に持つ家族の苦悩。ストレス解消法や癒しを求めるカサンドラ妻の思い。離婚を前提とした別居を経て、無事に離婚が成立しシングルマザーとなりました。あくまでも妻側からの一方的な見方であることをどうぞご理解ください。

カサンドラ症候群症候群って子どもでもなるのかな?

カサンドラ症候群 子ども

父子

カサンドラ症候群ってアスペルガー夫と結婚生活を送る妻がなりやすい、と聞きますが、アスペルガーの父を持つ子どもでもなるんじゃないの?とふと思いました。

それは、長男のこれまでの様子を思い出して、彼自身の発達障害の特性の他にもひょっとしたらカサンドラ症候群の症状も混じってるような気がしたからです。

 

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ひょっとして長男もカサンドラ症候群

カサンドラ症候群 子ども

息子

カサンドラ症候群って、例えばアスペルガーの夫を持つ妻が、「パートナーと気持ちが共感できない」、「何を言っても分かり合えない」ということがストレスになって、心身に何かしらの症状が現れることです。

 

でも、これって夫婦間だけに起こりうることじゃない!

親子間でもあり得る!

 

だって身近な存在であるお父さんが宇宙人だから

  • 自分の気持ちが通じない
  • 会話が成り立たない
  • ちょっとしたことでキレられる
  • 暴言や暴力、不快な言葉を浴びせられる

 

子どもたち、特に長男は強くこういうことを感じていたし、また人一倍敏感だからこういうことでかなり辛い思いをしていたのは確かです。

 

しかも親子という関係上、そう簡単に逃げられない。

 

これは相当な苦しみだっただろう…

振り返ると本当に胸が痛みます。

 

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長男が発していたSOS

カサンドラ症候群 子ども

息子

あるとき長男はこんなことを言いました。

  • 家出して一人で生活したい
  • 自殺したい

 

小学校3年生の口からこんな言葉が出てくるなんて…

私はどうしてだろう?学校で辛いことがあったんだろか?って思っていました。

 

でもよく思い出してみると、その頃長男は私によくこんな質問をしていたんです。

 

「お母さんはなんでお父さんと結婚したの?」

「お母さんはお父さんのこと好き?」

 

そう聞かれたとき、私も夫のことで毎日イライラしていたし、好きとかそういう感情はもうほとんどなくなっていました。

でも子どもたちの前でそんなことを口にしてはいけないと思い

「うん、好きだったから結婚したんだよ」

って適当に濁してたんですね。

 

でも、長男は、私が夫に対してイライラしていること、困っていることを感じていました。

それをうまく表現できないもんだから長男自身もイライラ。

 

それが父親に対する暴言・暴力となって出てしまい、さらに夫をキレさせてしまう…

 

 

「お母さんは、お父さんと○○君(自分の名前)、どっちが好きなの?」

って迫ってくることもありましたね。

 

その頃、長男は家に帰ってくると毎日イライラして、暴言を吐きまくり、妹や弟を叩いてしまったり。

そして毎日帰りの車の中で

「お父さんいる?」

「お父さん何時に帰ってくる?」

とよく聞いてました。

 

その頃、長男の本音は

「お父さんは家のことも何もしないでスマホばっかり見て、お母さんにも大変な思いをさせて、僕たちとも遊んでくれないから大嫌い。でもお母さんはお父さんのこと好きなのかな。僕のいちばんの味方をしてくれる人はいないのかな。」

こんな感じだったと思います。

 

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長男が変わり始めたとき

カサンドラ症候群 子ども

息子

 

そんな長男が少しずついい方向に変わり始めました。

それは、私が家族全員の前で夫の長男に対する暴言・暴力を非難したときからです。

 

もうこの人とは一緒にやっていけないって思ってから、私は長男に対しては自分の気持ちを隠さないことにしたんです。

 

長男は私が思っているよりも大人で、いろんなことをしっかりと理解しています。

だから、私がごまかしたり嘘をついたりしてもすぐに見破る。

 

その頃、長男から

「お母さんはお父さんのこと好き?」

って聞かれたとき

「お父さんは悪い人ではないと思う。でも、〇〇君のことを叩いたり、スマホばっかり見ているお父さんは嫌い!」

とはっきり答えるようになりました。

 

長男は

「お母さんは自分の味方だ。お母さんは自分の気持ちをわかろうとしてくれる。」

と思ったようで、その頃からだいぶ精神状態が落ち着いてきました。

 

しかし、おそらく自閉スペクトラム症の特性を持っていると思われるので(検査待ちです)、父親のこと以外でも生きづらさを感じている部分があるみたいです。

その点についてはこれからゆっくりと向き合っていこうと思っています。

 

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さいごに

カサンドラ症候群 子ども

未来

小学校3年生があんなことを言うなんて、本当にショックでした。

そして、父親と顔を合わせれば暴言を吐き、武器をもって向かって行ったり。

 

長男は本当に苦しんでいました。

ただでさえ苦しいのに、父親のことであんなに苦しい思いをさせてしまって…

 

今後トラウマとして彼の記憶に残らないかどうか。

「辛いことはそう簡単に忘れられない。」なんて言ってたので、心配ではありますが、長男も私もカサンドラ症候群から一刻も早く抜け出せるように。

毎日笑顔で過ごせるように。

前を向いて進んでいくだけです。