カサンドラ症候群かも?克服したいと思ったあなたにやってほしいこと
私は長い間、何かに悩んでいて、何かに対して違和感を感じていて、それで何となくずっとモヤモヤして苦しんできました。
それが一体何なのかずっとわからずにもどかしかったんですが、最近やっと「カサンドラ症候群」という言葉を知って、点と点が線で結ばれた!と感じたんです。
そこはスッキリしたんですが、だからと言って原因がわかっただけでは、私の場合は苦しみは減ることはありませんでした。
「私ってひょっとしてカサンドラ症候群なんじゃないの?」と感じているあなたへ。
苦しんで悩んでどん底に落ちる前に、克服に向けてぜひやってほしいことがあります!
カサンドラ症候群を克服するには『毒を吐く!』
カサンドラ症候群においちいっていちばん辛いのは、誰にも理解してもらえないことです。
友達に相談しても
「男ってみんなそんなもんじゃない?」
「うちだってあるよ~、みんな一緒!」
「旦那さんだっていろいろあるんだから、もうちょっとおおらかに考えてみたら?」
なんていうコメントがほとんどだと思います。
そう言われてしまうと、相談すればするほど
「私がおかしいのかな?」
「私の我慢が足りないのかな?」
ってまた自分を責めてしまって、カサンドラ症候群の症状がさらに悪化しかけました。
そこで私がたどり着いた方法が
『毒を吐きまくる場を作る』
ということです。
まずTwitterで毒吐き専用のアカウントを作りました。
- 誰にどう思われても気にしない。
- 放送禁止用語も気にせず吐きだす。
- 不愉快と思われるような表現もOK!
とにかく自分の気持ちを素直に隠さず吐き出すようにしたんです。
すると同じ気持ちで悩んでいる方がフォローしてくれて、共感してくれる。
そして自分と同じようなことを吐き出している人がたくさんいる。
それだけでずいぶんと気持ちが楽になりました。
「私だけじゃないんだ」って。
それからこのブログを立ち上げました。
最初はとにかく気持ちを吐き出すだけでした。
そのうち、自分の気持ちを整理したい、同じような気持ちで悩んでいる人の参考になればな…という気持ちもわいてきました。
なので、こちらでは毒を吐くだけではなくこれまでの過程、これからの課程をしっかり記録していこう。
そして、より多くの人に大人の発達障害やカサンドラ症候群のことを知ってほしい。
そんな思いで書いています。
カサンドラ症候群を克服するには『わかってくれそうな人を探す』
私の場合、毒を吐くだけでもずいぶん楽にはなったのですが、やっぱり身近な人の中に『わかってくれる人』を見つけられたのがとても大きかったです。
まずは、自分の両親です。特に母親ですね。
母にはずっとこのモヤモヤな気持ちを相談してはいましたが、最初の頃はよくあるコメントと同じようなことを言われていました。
しかし、私がパートナーのアスペルガーやカサンドラ症候群に関する本を見つけたとき「これだ!」と思って両親にも読んでもらったんです。
それから、両親は私と子どもたちのことを理解してくれるようになりました。
そして、この苦しみを克服するために協力してくれました。
他には、特に信頼できる友達に
「うちの夫はアスペルガーなんじゃないかなと思って…」
とつぶやいてみました。
すると、わずか数人ですがすごく理解してくれる人がいたんです。
ひたすら私の気持ちに共感して、一緒に怒り泣いてくれた友達。
元々発達障害の知識があったから、すぐにピンときて的確なアドバイスをしてくれた友達。
身近にわかってくれる人がいる!
それからは、わかってくれる人だけに相談をするようにしました。
カサンドラ症候群を克服するには『学校の先生に相談する』
私はたまたま運が良かったのかもしれませんが、子どもたちの小学校の先生に恵まれました。
特に、長男の担任の先生!
日本ではここ10年ぐらい、発達障害に関しての法律なども整えられて、学校の先生たちの発達障害に対する理解がとても深まっています。
研修も増えているそうで、「この子は発達障害の特性を持っているんじゃないか」ということにも気づきやすくなっているようです。
長男の担任の先生は、親戚や友人が大人の発達障害であるために悩んだ経験を持つエピソードがあり、子どもだけじゃなく大人の発達障害にも詳しかったんですね。
そのお陰でうちの夫がアスペルガーなんじゃないか、そのために私や子どもたちがどんなに苦しいか、ということをすぐに理解してくれたんです。
その先生自身もとことん話を聞いてくださるし、
「お母さんもカウンセリングを受けた方がいいかもしれませんね。」
と的確なアドバイスもしてくださいました。
スクールカウンセラーを予約しようと思っていたところ、我が家はアスペルガー夫との別居がとんとん拍子に進んで、ちょっと落ち着いたので結局は予約しなかったんですが。
実は、その先生以外にも、末っ子の保育園の先生にも相談していました。
やっぱり保育園でも発達障害についての研修は進んでいるようで、すごく理解を示してくれたし、とことん話を聞いてもらっています。
いきなり病院にかかるのはちょっと勇気がいる…という場合は学校や幼稚園・保育園の先生に相談してみるといいかもしれません。
さいごに
パートナーの発達障害が原因でカサンドラ症候群になった場合、いちばんつらいのは『理解してもらえないこと』です。
いちばん頼りたいはずの夫とコミュニケーションがまったく取れない。
それだけでも十分辛いのに…
しかし、わかってくれる人は必ずいます!
少なくとも私はあなたの苦しみがわかります。
でも、アスペルガーなど大人の発達障害を持つ人と一緒に暮らすことで、カサンドラ症候群になってしまった人の気持ちって、やっぱりまだまだ理解されづらいです。
もっとたくさんの人に知ってほしい、そんな気持ちで今日もこのブログを書いています。