アスペルガー夫はスマホ依存症!大人のアスペルガーは依存症になりやすいの?
アスペルガー症候群の特性を持っている人は、何かしらの依存症になりやすい。
という記事をどこかで読んだことがあります。
そのせいなのか、また別の問題なのかはわかりませんが、うちのアスペルガー夫は「スマホ依存症」です。
そのせいもあって、私や子どもたちとのコミュニケーションがうまういっていません。
- お風呂の中にまでスマホを持ちこむアスペルガー夫
- 寝ても覚めてもスマホが手放せないアスペルガー夫
- スマホ依存症なアスペルガー夫に対するカサンドラ妻と子どもたちの反応
- アスペルガー夫のスマホ依存症はますますエスカレート
- さいごに
お風呂の中にまでスマホを持ちこむアスペルガー夫
夫がスマホを初めて手にしたのは、確か娘が生まれて間もない頃でした。
ちょうど私たち二人の携帯電話が古くなって、もうそろそろ替え時ね、という頃にスマホが流行りだしたんです。
どうせ替えるんだったら スマホがいいかな、ぐらいの気持ちでした。
私はもともとそんなに自由な時間もなかったから、スマホに費やす時間も当然限られてきます。
少しずつやり方を勉強していこう、という感じでした。
しかし、夫は違っていました。
どんどんスマホにのめりこんでいったのです。
もともとテレビやパソコンが好きだった夫にとっては、そのどちらの機能も兼ね備えているスマホがとても便利だし、携帯も便利だから、本当に離れられなくなっていったんです。
とにかく寝ても覚めてもスマホを手にして熱心に研究していました。
主な使い道は動画を見たり、SNSを見たり。
ひどいときはお風呂にまで持ち込んでいました。
湿度の高いお風呂にスマホをそのまま持ち込むとどうなるか。
小学生でもわかりそうなもんですけどね。
案の定、水が入り込んで使えなくなりました。
買って間もなかったんですが、修理も不可能でまた新しいのを買いなおしたんです。
当時のスマホはまだまだ結構なお値段でした。
買いなおしたスマホのお金も家計から出すことになり、さすがにその時は私も怒りましたね!
寝ても覚めてもスマホが手放せないアスペルガー夫
もともと夜遅くねて朝遅く起きるのが好きだった夫は、スマホを手に入れてからそれがますますひどくなりました。
私が子どものトイレなどで3時とか4時に目が覚めると、まだリビングには明々と電気がついていて夫はスマホに夢中・・・
そんな姿を見て正直ゾッとしたことがあります。
当然、生活は不規則になりますし、体調を崩すことも多くなりました。
夫一人だけインフルエンザにかかったり、変な時期に風邪を引いたり。
布団に入ったかと思っても、暗闇の中でまたスマホを見る。
その光が私や子どもたちの眠りの邪魔になったりすることもしょっちゅう。
子どもたちが少し大きくなってきたら、スマホのアプリで絵本の読み聞かせをしながら寝かしつけるということも。
朝から私が一人バタバタと子どもたちの世話や朝の準備をしているのに、夫は一人布団に入ったまま起きたらまたすぐにスマホ。
会社に行くときもスマホにイヤホンをつっこんで大音量での出勤。
家族で出かけるときも、車の運転は私の仕事で、夫は後部座席にふんぞり返ってスマホ三昧。
こんな感じで、とにかくスマホのない生活は考えられない状態になっていったんです。
スマホ依存症なアスペルガー夫に対するカサンドラ妻と子どもたちの反応
当然、夫と私たちの会話は減ります。
一緒に過ごす時間も減ります。
子どもたちも次第にいろんなことがわかってきて
「お父さんはいつも電話ばっかり見ている」なんて言うようになってきました。
それでも子どもたちとはまだ積極的に関わろうとしてくれていたし、仕事も本当に大変だったので
「家に帰ってきたときぐらいゆっくりさせてあげよう・・・」
「休みの日ぐらいいいか・・・」
という気持ちが私の中にもまだありました。
今思えば、この時から私はずっと我慢をしていたんですね。
夫婦の時間なんてありませんでした。
子どもたちが寝た後に何か相談をしたくても、スマホを手放さない・・・
一緒に寝たとしても、ことが終わればまた起きてスマホ・・・
二人で食事をしたり出かけたりするチャンスがあっても常にスマホ・・・
私はこの人の何なんだろう、って思ったことがよくあります。
子どもたちが小さいときに書いたお父さんの絵。
手にはスマホを持っているところを描いていました・・・
幼心にもしっかりと心に焼き付いているんですね。
その絵を見たとき、私はまたゾッとしました。
子どもたちさえも「ちょっとこれはおかしい」って思い始めたんでしょうね。
「寝るときは目が悪くなるから電話見ないでね」なんて注意するようになっていったんです。
もちろん、夫はそんな家族の思いに耳を傾けることはありませんでした。
そうやって少しずつ心が離れていったんです。
アスペルガー夫のスマホ依存症はますますエスカレート
転職、移住という大きな変化があってから、夫のスマホ依存症はますますエスカレートしました。
私は環境が変われば夫のスマホ依存症は少しは改善されるんじゃないかって、実は期待してたんですね。
新しい仕事、新しい環境、やらなきゃいけないこと、努力しなきゃいけないことがたくさんあるから、スマホどころじゃなくなるんじゃないの?って。
しかし全くの逆だった!
「近くに友達も親戚もいないから寂しい」という気持ちが、夫のスマホ依存症をエスカレートさせてしまったんです。
それに趣味だった写真や動画の撮影・編集+SNSへの投稿。
自然豊かな場所に引っ越したおかげで、そのネタがゴロゴロ転がってる・・・
会社への行き帰りの途中でもとにかく写真や動画を取りまくる。
周りをよく見ていなくて、転んでけがして帰ってきたこともありました。
仕事が早く終わった時は、夫が子どもを迎えに行ってくれたいたこともあったんです。
そんな時でも子どものことはほったらかし!
自分は写真や動画を撮りまくってなかなか進まないもんだから、子どもたちもあきれて
「お父さん置いてきた」
って一人で帰ってきたこともありました。
「あなた一人で子どもを連れだすときは、ちゃんと子どもを見ていてください」って何度も注意しましたよ・・・
もちろん、効果はありませんが。
先日、息子が妹に暴力をふるったとき。
夫も父親として威厳を見せなければ!と思ったんでしょうね。
息子を一人呼んで話をしていたんです。
しかし、息子はお父さんの話なんて聞きません。
あれこれ説教されたって、夫の言うことは全く説得力がないから、息子は反発する。
そして夫は言葉をつづけることができなくなって、息子の目の前でまたスマホを見始める。
さすがにこれには腹が立って
「スマホ見ながら話したってなんの説得力もないでしょ!!!」
って言いました。
夫はムスッとしてスマホを置きましたが、私が子どもたちを連れて寝室に行くと、またスマホ&テレビ三昧・・・
さいごに
夫のスマホ依存症には、子どもたちも呆れています。
私も子どもからも何度も言いましたが全く効果はありません。
この時代、スマホが子どもたちに与える影響について叫ばれていますよね。
学校でもしょっちゅう呼びかけがあります。
「スマホについては必ず親が主導権を持って、しっかりと管理をしてください。」
って。
その親がこんな状態なので、トホホ・・・って感じですよ。
だから私がそこはきっちり取り締まってます。
幸い子どもたちはスマホやタブレットの家庭内ルールを守って使っていますが、いちばん手本を見せなければならない父親がこの状態なので、本当に頭痛いです。
でも子どもたちは子どもたちなりに
「これはいけないこと」
「こんなふうになってはいけない」
って学んでいるようです。